スーパー悪影響ヒーロー
いろいろ考えていて思うことはたくさんあります。
特に、矛盾してるなぁと感じることは山ほどあるわけです。
そこで、僕が思う1番の矛盾をご紹介します。
それは、虫みたいな仮面を被ってバイクに乗る奴、五色のタイツをまとってる奴。顔がパンの人型の生物、着替えて強くなる女の子、巨大宇宙人。と言った戦うヒーロー、ヒロインについてです。
僕はスーパーヒーローが好きなのですが、これらはいわゆる、子供向け番組ですよね。
ストーリーも仮面ライダーなんかは結構複雑ですが、言葉とかは子供が分かりやすいような工夫がされてますよね。
子どもの扱いに困ったらとりあえず観せとけば子供が黙る番組です。
ストーリーはいたって単純。何かしらのきっかけに、主人公が悪い奴らを知り、悪い奴らをボコボコに叩きのめす力を手に入れて色々あって世界の平和を取り戻す。と言うものです。
おかしいですよね。
これ絶対教育に悪いですよね。
ゲームや深夜アニメはよく暴力的だーなんて批判されるんです。ですが、ゲームには暴力表現の強い作品は15歳以上のみにしか売りません。18歳以上にしか売りませんって言うステッカーがちゃんと貼ってあります。アニメは配慮の上に深夜に放映してます。
子供の教育に悪くはないですよね。
一方子供に好んで与えられるスーパーヒーロー達は一つの目標を掲げる敵さんを爆発するまでボコボコにするのです。パンチ、キックは当たり前。剣や銃と言った武器。挙げ句の果てには巨大ロボットで木っ端微塵どころか存在そのものを消すわけですよね。
しかも、目的は敵の邪魔。
もちろん平和を目標にはしてます。ですが、それは結果に過ぎません。敵の言い分を聞かずに敵をとことん滅ぼすのが基本的な目標です。残忍です。
もちろん人に被害を積極的に与えるのは怪人側ですが、流れ弾とかでビルにすごいビームが当たったりしますよね。あのビルで働いている人めっちゃ気の毒です。場合によっては怪人からは被害受けてないけどヒーローに職場をめちゃめちゃにされたなんてこともあるでしょう。
話の焦点がズレました。戻しましょう。
結局は受け取り方と言うわけです。
暴力的なゲームを許されるのは15歳以上、または18歳以上。深夜アニメは深夜まで起きてても平気な人たち。つまり未成年であっても子供ではありません。
深夜アニメや18禁ゲームが教育に悪いっておかしいですよね。教育に悪いんじゃなくて、教育の仕方が悪いんじゃないかと思います。
普通、善悪の分別がつくようになってから自分で選択して作品を楽しむような仕組みになってます。外に出てくるものは特に、そう言うことは厳重にされてます。
それを守らないのは大人の方なんです。
スーパーヒーローの暴力が良くて、ゲームの暴力が悪いと言う理論は間違ってますよね。
暴力が悪いなら、どの暴力も悪いと言う認識が必要です。
スーパーヒーローにしろゲームやアニメにしろ、結局は受け取る人が作品を作品として楽しむのがベストなんです。作品は悪くないです。悪いのは受け取る側です。
教育に悪いと文句を言うなら、まずは子供をメディア断ちしましょう。テレビもゲームもせずに育てば、善悪の判断もなにが悪いことかもよくわからないまま育っていいんじゃないでしょうかね。
何事も、ほどほどに。